映像もきれいだし、菅野莉央さんの演技もとても良いです。11年間、眠り続けていた姉が両親のいない間--妹がお留守番している時--に突然、目覚め初めてお姉ちゃんと会話をする妹。ずっと眠り続けていた眠り姫、という設定は新しいなと思いました。姉妹の掛け合いも良さそうで見てみたいなと思いました。ただ一つだけ残念だったのは、私は加藤ローサさん素敵でしたが、精神年齢が8歳くらいの女の子にはとても思えませんでした。もっとたどたどしかったり、幼く演じてても良かったかなと思います。あと急に寝たきりだった子が、レストランで外食できるとは思いません(笑)ずっと点滴だったのに?でも2人の想い出の1ページとして残るシーンを作りたかったんでしょう。
途中までは慣れてしまって、この映画はまぁまぁかな?と思っていたのですが、秘密の水の場所に行くシーンでは、綺麗な映像でしたし、物語は後半から思いがけない展開へと進みました。
まさかあんな展開になるなんて…。子供の発想って怖いですねー!そのシーンは意外だったのでよかったなと思います。何故、お姉ちゃんが目覚めたのか、それは最後まで判りません。けれどこれはひと夏の不思議なストーリーです。菅野莉央ちゃんの演技はよかったです。
Almost Transparent Waterおすすめ度
★★★☆☆
古屋兎丸『Wsamarus2001』収録の同名短編を原作とした、
現代日本、ある姉妹が織り成すひと夏のふしぎな御伽話。
音楽クリップ撮影などで活躍されているウスイヒロシ氏、
映画としては初監督作品となる今作品、流石に最初から
一つの完成形の映画を求めるのは酷だったかと思います。
原作も音楽もキャストも映像美もぞれぞれはとても良い…
のですが、それを一つの映画、物語にまとめるとなると
少々噛み合ってない、チグハグな部分が感じられました。
ラテン風の音楽はこの映画の持つ「透明感」を表現するには
不向きだったかなとも思います。物語との関係も考えれば
ピアノを前面に押し出したBGMが良かったかなぁ、なんて。
原作にはなかった追加エピソードも、本来的なテーマである
「きたないけどきれいなもの」をボカしてしまったようにも。
反面、映像美に関しては文句の付けようない「美麗」の一言。
特に地下湖のシーンは見た瞬間に鳥肌が立つ程の美しさ!!
この際立った美しさがあるからこそ、他の細かな部分の齟齬が
勿体無いなぁ…と逆に気になってしまうのかも知れません。
メイキング映像他の特典も豊富に収録されており、主演の
加藤ローサさんのファンならば★5つで楽しめる作品だとは
思いますが、一つの映画作品として評価するならば★3つ、
控えめな評価の作品となるかと(個人的には)思います。
上出来
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
ホント満点を付けても良い出来です。
概要
古屋兎丸の短編コミックを原作に、病気で11年間眠り続けていた姉(加藤ローサ)が目覚め、小学6年生の妹(菅野莉央)とのたった3日間だけの短い交流を綴ったもの。19歳の身なりではあるが心は8歳のままという姉の無邪気さなどを加藤ローサがさわやかに演じているのがいい。ただし、それを活かすための設定などがやや過剰で、どこかウソっぽく見えてしまう部分があるのは脚本と演出の不備というべきか。ただし中盤以降の姉の秘密の場所へ舞台が移行してからの、文字通り透明感あふれる映像美には圧倒されるものがあり、それは加藤ローサ本人が供え持つ透明感の魅力とも巧みにマッチしている。前半部分のドタバタチックなシーンなど、もっと抑制を利かせながらドラマを進めていったら、かなりの秀作になりえていただろう。少し残念。(増當竜也)